「未来天然色」の初演がちかくなりました 
  
モンデンモモ 作・演出作品  10作目
チラシ
上演写真

 2005年2月19日 20日 島根県雲南市加茂町 加茂文化ホール ラメールにて上演です。

 毎年新作を発表させていただける幸せを心から感じます
 一つの作品を仕上げるとき あしかけ、3年間ほどの時間のなかで私に語りかけてきた 
 物。。事。。。人。。。が本番に近くなると、その姿をあらわしてきます。

  それは私にとっても「発見」です。
  だって、私にもわからないからです。

 

 今回のテーマは「存在」ってなんだろう。って事。

 たとえば あの人ってどんな人だろう。と考えるとき。それは、感じること。
 逢っていなくても、充分感じる事のできる存在。
 その事を「証明」し「理解」したい。。などとキーワードが始まります。

 去年の3月、秋田の花輪に智恵子抄を歌いに伺ったとき私は強い衝撃を覚えました
  
     「ここ!!いた事がある!!」

 智恵子さんが、本当に風になって雪と一緒に何度も舞い降りてくれたとき
 その、智恵子さんの元素に誘われるまま、十和田湖の白鳥君たちに逢いにいったのも
 あの、本当の痛い寒さとほんとの透き通った湖。

  「ここ!!いた事 あるうううう」
  でもその3月の十和田湖に向かって  うううううう。何か伝えようとしてるのわかるけれど
  さ  む   す   ぎ   るってばああああ。!!!!

 それから、本の山と仲良くなって 縄文だ。。コスモ。。だ。
 当然、宇宙人である事ってあたりまえだ。

 ミクロの世界のチャーミングさにすっかり魅了されていきました。
 時空の旅行をするってこと。パラレルワールドの存在。
 なんとなく感じていた事に色がついてい くのでした。
 じゃあ、テレビに色がつきたとき、何がおこったんだろう。
 当時日本は 高度成長。3種の神器じゃないけれど、洗濯機 テレビ 冷蔵庫
 いままでの、人間の生活にとって 画期的な「進歩」があった。
 それは「何故」。。。。。
  
 そこで、日本のごく最近におこった事件 約60年前 リセット!
 何も「ない」ところから、作り上げていったもの。

 何年か前に 言葉を聞きたくて お芝居それもできるだけ ストレートプレイがいいとおもって
 選んだもの
   「コペンハーゲン」

  一生懸命いったけれど、少し遅刻 すわった瞬間 物理の専門用語のあらし
  内容も事前にリサーチしていない 私は「?????!!」
  でも、きになった、、すっごい。
  後ろの席の人は、目を輝かせて一緒にきている女性に
  「よくできているよ、、だからボーアは、、だから、ハイゼンベルグは」と語っていた。

  物理は、高校生の私にとって「難解」だった。でもきになって仕方がなかった。
  物理2まで授業をとったときの私は 「暗記」で点数に変換した。
  でも、物理を楽しそうに教えているその 先生は「かっこいい」とおもった。

  こんどこそ!!と物理関係の本ばかりが私の本棚に増えていった。
  でもその間、エンシェントラブも描いたし、それはジョンのいるところも描いた
  
  それはジョンのいるところを描くとき、DNAと製薬の勉強がはじまった。
  傍らの物理の本も一緒にふえたけれど、量子力学へはちらっと目を走らせたくらい。

  ジョンの本番のお稽古がぼちぼち始まったとき
  次は「存在」についてだよおおおって子供たちにいっていた。

   でも かたちは「ない!」

  さあて、未来天然色を組み立てていくとき
  早稲田の劇団にボイストレーニングをしながら、珍しく男性がおおいこの集団をみてた。
  とっても暑い。。蒸し暑い、(まあ、一言でいうとむさ苦しい)探偵事務所が脳裏にうかんだ。
  そこの所長さんは 幹。(早稲田にいる 三木さん)少しこゆいかお。
  自分は気がついていないけえど、少し女性かかった芝居がうまい花樹 仁(早稲田にいる
  柿 沼さん)そして、いつ も少しロッカー風のかっこうしつつ、天然に面白さを醸し出す加藤
  (早稲田でもまさしく 加藤君)
  この探偵事務所の名前は。。。。。トロイ、、じゃない トロンクにしょう!
  こうしてプロットが走り出し。

  テーマ「存在」  そしてもう一つの大きなテーマ
  「今、なにかしなきゃ!いけないよ。。みんな!」って言う気持ち。

  リセットにむかってしまう。ミクロ的にもマクロ的にも。
 
  そして 子供は「未来」その子供たちの、未来の予想図が 美しい色で形どられるように。
  そうしてできていったこの作品

 「コペンハーゲン」で何がおこったか、1941年。
 時空の移動ができる 人間たちの中にいる 宇宙人たち「チャンク」
 その指命は そのときをかえるということ。

 量子力学や重力や時間の 楽しい歌!!物理なんか、知らなくても歌の楽しさと
 踊りの斬新さにきっと夢中になれます。
 たのしいけれど、一緒に、「これからどうしよう!」っておもっていただけたらうれしいな。

 2005年のお正月は、ものすごい、波がふってきてほとんど寝ないで仕上げをしました。
 そして、ぱっと開いた本に1941年の事が 活字になって飛び込んできました。

 2005年ビリオネア大学の新作は 映像とのリンク
 そして、すばらしい振り付け師 チュンナイの記念すべきデビューです。
 
 2005年12月には 東京ビリオネア大学として東京公演も企画中。
 でも、出雲の土地でぜひ、見て聞いてほしい。
 ご予約お問い合わせは 加茂文化ホール 0854−49−8500
 宿泊などもご案内できます。お早めのアクセスを!!
 モンデンモモの自信作。
 未来天然色 2005。

    映像、衣装、装置。踊り。。私のすてきな仲間たちのコラヴォレーション
    実は今回はモモもオンステージします。
     
       モンデンモモも 波になります!