発声道場 6回目****顔*かお*カオ


1997/11/08

 今年も、冬将軍の到来とともに咳コンコンの方が増えています。去年私もすごい風邪をひきました。ルーツが、中学生たちだったから、こりゃ強烈。インフルエンザにおおあばれされました。4ヵ月間コンコンコンでした。この日も、咳が出る方もいらして、始めが肝心!!!

道場


 今日のテーマは、まず、肩懲り。。。????なあんだそりゃ?
手を組んでひっくりかえして肘をつける。これなかなか難しいのです。まったくつかない人、これはすごく肩がこっています。
 なぜそこからはじめたか?スポーツでも、いかに力を抜いて必要なところだけ力を集中するか?永遠のテーマです。要するに、肩凝りも余分な緊張から、その部分、肩の部分が固まってしまうこと。
今日は、皆様にまず「こんにゃく体操」を実践してもらいました。
私が大学のとき体育でならいました。その後。その先生のお教室にかようと、音楽家と文学座や俳優座の役者さんの卵たちがたくさんあつまっていました。
 人間は水の袋。人間は布の紐。そんなことをいつも先生はおっしゃいました。空中に紐を投げると、ゆらゆらと降りてくる。人間の体をそのように扱えなくてはいけない。あらゆる衝撃(それがどんなに小さな衝撃でも)そこに慣性の法則が働いて運動が起こる。体が本当にリラックスしていれば、少しの力でたくさんの効果がでる。
そうそう、バンジージャンプの状態です。まず、前屈をするわけですが、ちからずくでたくさん曲げることが目的ではありません。自然と体が落っこちる。

練習 そう、そのとき、顔も水の袋になる。そうすると、歌うための、楽器である「顔」が作れるのです。

 私を、前に倒して下さい////と皆様におねがいすると、力が強すぎて、「おっとっと!!!」つんのめってしまいます、本当に小さな小さな力でいいのです。そうそう、ぶるさがった、体は、その余韻で止まるまで揺れている。
 学生だった私は、この意味がわかりませんでした。力を抜く。。。これは、ゆだねる。ということ。そうしても、大地に身をゆだねたり、空気に身をゆだねるという事は難しいこと。いろんな、事に共通しますよね。 精神のリリース。だから、自分の体を楽器にする、歌が面白くて仕方がないんですね。

 さあて、カオ/かお/顔。

まずは、「ほっぺたこやき」本当に声は、ほっぺのしたの穴から出るんです。たこやき状態にしておかないと、その穴があかないんです。その結果、人からみれが、よい表情、あかるい表情。これは一挙両得です。でも、声が、そこを通るのは、最初は少し努力が必要。もう、今までの習慣として、そこをとおらずに、喉を使って言葉を発することに習慣が出来てきているからです。
練習 ポイントは朝第一声。少し鼻声かな?と思えるぐらいのところに、ポイントがあります。あれ?喉にかからない声だ!と思えたら、しめたもの!!!そこのポイントを広げます。そしてそして、そういう、アプローチともう一つは「頭の中に花畑」素敵なきれいな物事を、たくさんたくさん広げて感じる。そうすると、脳波が動き出す。そうすると、その人のオーラが輝いて、素敵な色がつきますよ。

そうそう、北上川の岸辺に「イギリス海岸」って名前をつけた、宮沢賢治さんみたいに。
 大根島の廃船を見て私は、海賊物語をかんがえちゃった!!!

そして、今日は一人ずつ、同じ台詞で、うれしい表現、怒った表現、悲しい表現。そして各々の、内側の表現、外に向けての表現。そこに、その方の人生が見え隠れするから人間ってすごーーーーい。

 休憩をするのも忘れて2時間が過ぎてしまいました。

 次回は12月2日 19:00から
 今度は今年の総集編「今年の発声 今年の内に!!!」です。

 ちっと、いらしてみませんか?


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