何と言っても ビリオネア大学!!!
1997/02/15

 私は、3年前から島根県の加茂町に毎月通っています。「それって、何処?」少し前までよく、そういう風に聞かれたものです。でも、去年の10月、日本で一番たくさん銅鐸が発見された街!なのです。あのときを境に、加茂町は全国ネットになりました。
 3年前の1月の末から、このミュージカル集団は出来ました。人口7000人の街、そこでほぼ100人の方々が、集まってくださいました。下は幼稚園上は87歳。次のとしの3月には、この文化ホール「ラメール」がこけら落としをしました。「ビリオネア大学」は、もちろん今まで音楽や演劇をしたことのない人達です。でも、心の億万長者になるべく楽しくがんばってきました。島根県とのなれそめはだんだんお話ししていこうと思っていますが、一言で言えば「運命的な出合い」なのです。
 近い将来、オリジナルの音楽劇を作ろうとがんばってきましたが、3年経ち、実現しました。私も、出合う人出合う人に、加茂町の素晴しさ、その人々の素晴しさを話し続けてきました。私はなにも迷わずに、「ここだ!」と思ってやってきました。
 今回は、原作 宮沢賢治さんの「双子の星」「雪わたり」でビリオネア大学にぴったり「心の中の宝箱」という脚本に私 モモが全曲作曲をしました。曲数でいうと15曲。 オリジナル音楽劇としてのでき上がりは上々です。
 今、14:00です。今夜19:00から初日が開けます。
 マスコミのおかげで定員700人のホールも両日とも1000牧以上売れてしまって。うれしい悲鳴です。



お話しは??
 双子の星 チュンセとポウセは夜になると銀笛を吹きお星様のお守りをしながら毎日地上でどんなことが起こるか楽しみにしています。
 地上では四郎とかん子が子狐達と出会い幻燈会に出かけ、狐は本当は人をだますような事をいない事を知ります。友達になり一緒に歌い踊ります。
 空の上では、大カラス星とサソリ星がけんかをしてどちらも大怪我をしてしまいます。双子はそんな星達をやさしく助けます。
 ほうき星にはとうとうだまされて海の底にまで落ちてしまいます。悪いことをした星達がヒトデになってしまう海の底で、海蛇達に助けられて天界に戻ることができます。
 双子の星は、王様にお願いします、ヒトデ達もほうき星もみんな助けてくださいと、すると王様は許すと言います。
 誰も持っている心の中の宝箱。勇気を持ってみんなで開けて見よう。


 私は、このビリオネア大学に接していてどんどん奇蹟が起こるのを感じます。
 歌はみんなの物です。演じることもみんなの物。人と違うことを恐れず、伸び伸びと自分の個性を出していく。この3年間で ビリオネア大学は上手になったのではなく、より自分を出せるようになったのだと思います。

 思えば、何でもかないます。私はまだまだ具体的に夢を持っています。一つずつ形にする。こんな幸せな事はありません。

 今後も注目してください!!!

ビリオネア大学
島根県大原郡加茂町 加茂町文化ホール内 担当(株)遊学
TEL 0854-49-8500


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