鳴り響き出しました!!!THINKING BELL******
進行状況。。。。その1
1998/01/29

 「THINKING BELLは、永遠に!!!」これが、2月22日のビリオネア定期公演のタイトルです。「交響詩 古代」の完全音楽劇ヴァージョン。

 1月16日、いつものように出雲空港にむかいました。
 何ともかんとも東京は雪が多くてたあいへん!15日も大雪です。
 なんとか、いつも、その天候の合間をぬって、往復しているわたし。今回も、問題なく出雲入りです。

 きょうは、まず町の大人の合唱団「THINKING BELLs コール」のれんしゅうです。
愛称「ベルズコール」なあんて、あだなまでチラシにかかれているんだもの、おもしろいなあ。
 いろおんな、お仕事の方々。議員さんチーム、そして助役さん、そして、古代のとき、スタッフをしてくださり、わたしと一緒に広島にもいってくださった、あの 田中さんも今度は出演者。。。豪華メンバーです。女性も、ほとんどリピーターしてくださいました。

ポスター


 そうです、ほとんど実質的に、この日から22日の準備がはじまりました。
お正月に のんびりなモモでも「うーーーん!!時間がない!!!」って少々焦ってきました。
 これがチラシそしてポスターです。

 今回の「その1」では。特に特に「大道具チームのおはなし」

自転車 加茂町には「k-net」という素晴しい舞台制作チームがあるんです。何がどうしてすばらしいか。とにかく、本職の人達が舞台裏をつくりあげるんですよ。私は、ドイツという国の中で、マイスター制度くらい、誇れるものがないとおもっているんですよお。
すべての人が「なにやさん!」であるということ。だから、このチームは、大工さんと電気やさん、そして造園やさん、こういう人達のあつまりであるということなんです。
16日は、おけいこが終わる私を10人くらいの人々が待っていてくださったんです。

 「モモせんせい、それで、なにがしたいんねええ??」とこれが、今回最強メンバー
東の横綱「ニシコリパパ」そして、いつも、にこにこしながらほんとは、一番過激だぞおの西の横綱「フジモトパパ」
 ナントイッテモ、にしこりパパは、出雲弁のオーソリティーーーー。
 「なんでも、目をポッツィ ポッツィ させにやいかんけええなあ」

羽の原型 そうなんです、この今回の公演では「ドラゴンキング」なしには何も語れない。これモモの心からの お、ね、が、い、なんですぅ。。。
 ドラゴンキングは自転車でできていて、羽根がついていて、目がポッチ ポッチするんです。これは、スクナピコたちの メポッチ光線で。これによって、時間軸と空間軸を浮遊できるんです、寸時に!!!と熱弁を奮うモモちゃんであるのですが、
 「この日と、だあーじょぶかーーねえええ」と言いたげなみなさん。

 どうやら、私のいない間には、「自転車でそげなもん、つくれえか!!」とけんけんがくがく、だったよう。
 「でも、モモせんせいがおはなしすれば皆さん考えてくださいますよおお」これ担当者カゲチャンの発言。

 とまあ、目は、まんまるくて、口もわらってて、しっぽは黒のしましまで。そして
自転車を漕ぐと、羽根に徐々に電気がはいってねええ。。。。。

「なにーーーーーー!!!!!」バッテリーはどげすうかああ。電線を引っぱったら、子供たちこけやせんかああ?

   そこで、きまったこと!!自転車は、加茂町の廃棄物センターでもらってくること。
それから、それをみてかんがえる。
大きい銅鐸 大きい銅鐸(小さい銅鐸にかぶせるのですが)は、ポリバケツからつくる。これも材料を見ながら考える。ベンチは板で作る。何だかロココ調の飾りがほしいようだけれど、ベニヤをくりぬいてやあわああ。
 これで、大道具はいいですね。。。と念を押されたわたし、こころの中では「あと、銀杏の木がポイントなんだけれどおお、でも、前に杉の木を舞台にたててえすごーーくたいへんだったっけ!」いえないいえない。。。

銅鐸の材料そこで、高校生の女の子の発言「しつもんですけれど、ドラゴンキングってなんですかあ?」うーーーー。とおもったれれど、小さな神様スクナピコが乗っているとんぼの王様であることを、説明(説明というか、私はそう考えたと伝えた)。なるほどわかりましたとのご返答をいただいて「ほっ!!」
すると彼女「それなら、羽根が動かなくてはいけないでしょおお」

 慌てた慌てた ニコリパパ「そげな事はいわんでえええの。せっかく本人がわすれとおだけえ。電気がついてなおかす動かすのはぜったいむりだけええ!!」

 いやあ、1時まで続くこの会議。最高のムードで幕となりました。

 それから、土日とビリオネアのおけいこ。いつもの月のように、中学校そして個人レッスンという毎日が始まります。ただ、いつもと多いに違うのは、この本番をいかにうまく進めるかの話し合いと、これからたぶん第二期にはいるであろう ビリオネアの今後の方針の話し合いが毎日続いたこと。

 さあて、手始めは自転車です。
もらわれっこは4人。これが原形です。これはどのように変身していくのか、私はこのときはまだそのすごさに木がついていなかったのでした。

 自転車がやって来たのは日曜日。この前の日私は照明を今回もお手伝いして下さる、吉長さんとうちあわせしました。
 古代にも現代にもわれわれを見守る銀杏がいるんです。われわれは、その木のしたで、いろんなことを話し、いろんなことをする。木がほしいんですけれど、生木をたてるのはもうやめようとおもうしいい。照明で、なんとか銀杏があるようにできませんかあ?
 「うーーーん、木がほしいよね!!」「ほしいです」「。。。。。」
 まあ、プランだしてみる。。。とのことでした。この日の練習は、お正月のあいだなああんにも練習してないぞおおおのみなさんと直面。へなへな。。。。となった、モモリーでした。
 さて日曜日。朝9時30分集合、まだヘナヘナがのこっているモモリー。
きょうは、一番大変な、日です。子供たち、中学生たち、大人と3つのグループにわけて大まかに演出していきます。立ち位置を決めて、振りつけします。実は、昨日からモモリーは熱がありました。まあ、一番の原因は15日の大雪の日、トコトコあるいて新宿のデパートまで椅子を探しに行ったこと。どうしても緑の椅子がほしくって。イタリアンミドリ。でも、けっきょくなかった。この日は、そんなにゾクゾクしなかったけれど、どうも加茂町でおかしいぞおお。って。
土曜日から完全におかしくなってきました。「知恵熱だああ」そうそう、かならず一回は本番の度におきる、からだのストライキ。

練習 10時からまず小学生「スクナピコたち」
でも、舞台の大きさに、バミってあるところで(舞台の段の大きさにビニールテープでくびっていく)子供たちの立ち位置をきめて行きます。子供たちもこういう本番のけいこになれてきています。一度決めた立ち位置をしっかりまもって覚えます。
 さあ。スクナピコの歌「とんぼに神様のっている」の振りつけ開始。サンバのリズムでかわいいうたなんですよ。「ぼくら、、とんぼにのっているうう〜〜〜〜」
一緒に踊ります。寒いはずのホールも踊っていると、元気。そう、汗をかいたら熱がとんでいきました。よおかった、ヘナヘナモモリーが少し復活です。
 お昼から大人のみなさん、そして15:30から中学生です。

いやあ、がんばりましたああ。まだほっぺはあかいけれど、気分だけは少し元気です。
そうそう、お昼ごろ、私の担当者が「山に、木を下見にいってきまあす」といっていたっけ!!!そうかあ、木を使おうと考えてくれたんだあ。でも、たいへんだからむりだろうなあ。。。

   「ところが!!!バット!!!アーバー!!」
 事務所に泥だらけの ニシコリパパとフジモトパパと担当のカゲチャンがいるではありませんか!
 話しは、こうです。「モモ先生が、銀杏がほしいと言っている」
 「なにいいいい!!またそげなこというからにいい」
ベルの原型 「まあ、大東の山に下見にいってくううわあああ」との話しにたしかになったようです。
 でも、その下見は、加茂町と大きくかいた2トンのトラックと大きな電気鋸がいっしょだった。そして「この木はどげかいねえ」と言った瞬間、電気鋸に電気がはいって、気がついたら 木がトラックにのっていたああ。とのことでした。

 私は、「めパチクリ!!最上級!!」
 ほんとほんと、大ホールの搬入口に大きな木がねているのをみにいきました。
  木を銀杏にするために、皆さんで銀杏のはっぱつくり、、、、
Thinking Bell さて、、、月曜日。ホールから、銅鐸のプレゼントをつくる包み紙を見にいこう!!
と言うことになりました。古代から 愛の神様は現代にTHINKING BELLを届けます。
海の神様は古代の人々にTHINKING BELLを届けるのです。小さくかわいいものです。
おくりものだから、大きなリボン、そして中が見えるようにメッシュの包み紙。
 そのベルにはもちろんとんぼの紋様。。。。ベルの中には電気が入って。。
その原形が、この写真です。
そしてこのひ、大きい銅鐸の元になるものを見てきました。
 ポリバケツ。。でも、これが結構高いのです。これならいいね!と言うのが7000円もするんです。こりゃあ、予算がなあいいい。そこでみつけた、このつけものようのたる。少し丈がたりないけれど、3000円でおつりがくるもん。(企業秘密かな??)
これが、その原形。
漬け物入れ さて、その夜、パパたち登場。見てもらおうこの材料を。。。
そしてできてきた、大きい銅鐸のもとのかたち。ひええええ。はやすぎるうう。
 どうやらこんな状況なのです。見る度にどんどんできているうう。
 大きい銅鐸は権力の象徴として小さい銅鐸にかぶせます。「入れ子です」
入れ子にはいろいろな意味合いがかんがえられますが、わたしの考えの中の一つに権力に抑えられたというのがあり、その欲の象徴である男性コーラスの方々によって小さな銅鐸のプレゼントがかぶせられるのです。加茂町の銅鐸はちいさくかわいいのが多いのですがほかの土地から出ているものは1メートル以上もあり、飾りもすごい。ここに400年の時代的なずれが生じますが、わたしは「ここになにかがありそうにおもううう」というわけです。
売り物は声 そんな、スピード対応。そうそう、羽の素材はこれでいいかいねええ。と見せてもらったのが、この枠です。あれえ、もうこんなのも!!いくらでも、まげられるけんねええ。
「これ、どこにかったんですかあ?」「ああ!これは、現場だよお」
ひやああああ。
 この日は、少しみんなで慰労会!!お仕事はここまでねええ。
羽付き自転車火曜日、水曜日。水曜日は、ホールと学校がお休み。私は米子ラヴォーチェのレッスンに米子まで行って帰る日。今回は大山は雪なので、米子市内の花いかだのラウンジで。
 さて木曜日。中学生は自主練習。その間私は個人レッスンをします。
9時からは大人の方の加茂版「発声道場」すると、羽のついた自転車が舞台の上にやってきました。「わあああああ!!」私はおもわず、さけびました。こんなになったあ。
制作者すごいすごい!!そんしに事務所にある私のデジカメをとってきてもらって。
 さあて記念撮影、ニシコリパパとフジモトパパとそんし。いやだいやだといっていたニシコリパパ、ナアンダ、ポーズとってるううう。さすが、ビリオネアのスター「みつるくん」のパパです。
 いやあ、興奮だあ。この日も、今後のビリオネアの事、この公演の事の話しに花がさきました。

 金曜日、、、わああ、羽が2枚になりました。そしてこうして動かします。
二枚のはね土曜日、一日中、グループにわけて練習。自主練習がききました、みなさん自分でうごきだしました。
 そして!!雪!!また、平田君これないかもよお。今年度始めて来てもらうときも、飛行機が飛ばなくて一日かけて新幹線できてくれたっけ。ついてないよねええ、、ってもう飛ばない気分。そうそう、この間、卓球で私に勝ったからだああ。。。。。なんてへんな理屈。
 でも、3時ごろ、ホールにきている平田君発見。「なんだあ、これたんだああ」って
動かし方でも、よかったねえええ。平田君に、流れを見てもらって、アドヴァイス。
明日はぜひぜひよろしくねえ。
 いつも、平田君にモモリー号をかして、ホテルの往復をしてもらいます。でも、雪でぶっかってはダメヨオオオ。
 日曜日、朝9時半からミーティング。徒歩で通勤!!雪にうもれたラメールです。
すると、ビリオネアの坪倉さんがとおりかかってひろってくださいました。
坪倉さんのお家は、新聞やさん。こんな雪でも、くばりましたよおおって。えらいなああ。
ラメール 先週のヘナヘナ事件がうそのよう。みなさんとってもがんばってくださいました。
よかったあああ。これでこの公演、うまくいきそうだああ。
 そしてこの日の夜には、キングの目が。!!銀杏の台がああ!!キングのしっぽがああ。大きい銅鐸の黄金のかざりがああ。

 この続きは「その2」でね。だってあしたから、また加茂町だもん。
今度はどんなことに、なるかな??

    THINKING BELLは、高らかに鳴りはじめました。。。
          こうして人々の心の中に!!

まこちゃん


  あ!わすれてはいけないこの人、今回の舞台監督「まこちゃん」
 頭がペンギンしています。詳しくは、その2でね。


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