::::銀杏の葉は、黄金色に輝いて!!!::: 1998/02/27 金曜日土曜日そして日曜日。がんばりましたほんとうに。そして3日間のお休み。音響のまんじゅう、14日に加茂町へ。今度は木曜日から、、またがんばるぞおお。 じゃあ、そんしの舞台裏物語。いきます。 今日はいよいよ本番です。午前中から軽めのリハ。出入りを確認して、午後二時からの本番のウオーミングアップを完了。あとは本番のためにパワー充電。 でもでもこの時点でまだキャストが全員そろっていないのです。一週間前から猛威をふるったインフルエンザにやられて二人の中学生がまだこない。朝の時点で熱が四十度近くあるが本番は何とかすると電話がはいったまま。そして開演十五分前になんとかステージ袖に到着してめでたく全員集合となりました。 でも、ステージで僕たちが演じるドラマの他に、もう一つのドラマがここからはじまったのです。スタンバイ直前によしえちゃんという子が、風邪で声がでなくて セリフが言えないって泣いています。でも、ここまでがんばってきたんだ、せりふが言えなくてもステージにたとう、失敗してもいいからと言い聞かせ、スタンバイ。そして幕が上がりました。でも、そのとたんその子は座り込んでしまったんです。。きっと声がでないプレッシャーとインフル君のせいです。舞台袖で寝かしていると、過度の緊張で過呼吸を起こしてしまい、キャストの中の看護婦さんに手当てをしてもらました。この時点でよしえちゃんをあきらめました。そして僕の出番なのですが、頭の中はよしえちゃんの代役をどうたてようかでいっぱい。他の子供たちにも動揺が。気持ちを切り換えて、テンション高く、と子供たちにと自分自身にも言い聞かせて、ステージへ。なんとか無事に終わってさあ誰にするって上手下手を行ったり来たり。するとよしえちゃんがわたしだいじょうぶ。やってみるってたちあがります。肩をたたいて、たのむぞ。一件落着かと思いきやまたひとり袖でわんわん泣いてる。どしたあああって聞くと、これからせりふとソロの部分がある高校生の深田ゆうこちゃん。とちゅうで声がでなくなったって泣いている。もうすぐセリフのあるところだあ、取り敢えず落ち着かせなきゃって思って歌の部分は変わりの中学生に頼むから、セリフだけ何とか頑張れって。そして出番。僕もステージにたつのでもうどうしようもない。その子はさっきまでしゃっくりしながら泣いてたのにどうだ。堂々と笑顔で演技。で、また袖に入ると涙。でも、直前になって、なおった、声がでるようになったって。よかったあ。。。さあ、じゃあセリフの最後のシーン。中高校生全員での見せ場。頑張ろうって一緒に出様とするとあっこがいない。あっこちゃんはモモリーランドでもおなじみの中学生ですがすごいパワーを持った子で僕たちもぐんぐん引っ張っていくとってもいい子。そのこがいなああい。でももうだめ。。。出番。。。あっこぬきでステージにたちました。歌までに、もしあっ子がいなかったら久美ちゃん歌ってくれええって。。セリフは僕が何とかするから。と言う感じではらはらどきどき。。そのとき舞台袖にあっこが帰ってきているのがみえる。あっこのセリフが来た。袖からでていえば絶対失敗だってお客さんはわからない。袖からでてセリフ言ってくれって祈っていると、そのとおり絶妙のタイミングで登場しせりふ。やったあああ。さすがあっこ。転んでもただでは起きない。そして、そのままラストのカーテーンコールへと続き、銀杏がステージの上から舞い落ちます。まるで東京の銀杏並木のように。そしてオケピットを見るとモモ先生は涙、涙。ステージの僕たちも、音響さんも照明さんも歌いながら涙。スタッフも。そして、緞帳はおりました。そしてモモ先生はステージの僕たちに、涙でありがとうと言うのがやっと。でも、僕たちこそありがとう。みんな一緒に涙。。。 そして、昨日僕の里の母から手紙がきました。 感動をありがとう。すばらしいステージをありがとう。みんな笑顔でいっしょうけんめい。それに感動しました。最高の先生、仲間に恵まれましたね。私から、太陽賞をみんなに贈ります。 とかかれていました。太陽賞とは何かわからないけど、僕たちのステージを太陽のように感じたんですね。お母さん。僕もそう思う。最高の指導者と仲間だよって。 ほんと、そんし、がんばってくれてありがとう!!ほんと。 カーテンコール。そのはじけた「ボクらとんぼにのっている!!!!」をきいて、銀杏の葉は1500枚、きれいにきれいにまったとき。もう、がまんができませんでした。 小学生のおとこのこ、「せんせ!化粧がおちるよ」なんてなまいきまでいわれてしまいました。ホンアツくん。これからもビリオネアの素敵な役者になってね。 ほんと、ありがとう!!しかいえない。すごくすてきな本番でした。 THINKING BELLは、永遠に!!!!!いつまでも、////ね!! |