エンシェント ラブに
感動の銀の涙が降りました!!!

2002/03/03

 ああ!私は、世界一幸せ!!!って心のそこから感じるひとときが今年もやってきました。
 2日間の公演。五ヶ月間のみんなの努力の結晶!!それが、この極寒に2月に花開くのです。
 ほんとすべての人にすべての物事に心から感謝。

主役

 今年は、お天気にも恵まれ、昨年の雪事件が夢のようでした。私はここ九年間、雪で飛行機が飛ばないことはほとんどないのですが、去年は、すごいことが一度、東京から島根の上空を旋回して、大阪に。、。なおかつ、もう移動の汽車がない時間。これはなかなか悲惨でした。
 でも、今年は一度もそんなことがありませんでした。チケットをお家に忘れたスタッフや、リムジンバスが遅れて飛行機に乗れない!!という事件はありましたが!!

 何度も、みなさんに、お伝えしている、主役の「カイ」こと松本君。。がんばりました。そして大役を見事こなして、大成功への道を築いてくれました。マツモト君ありがと。

 オーケストラは、毎年お馴染みの広島大学の学生及び卒業生。今時の若者は!!なんて世の中でいわれているとしたら、無縁の学生達。なんともおりこうさん。そして、私達と長年のおつき合い。もう心が通じ合う人たちです。
 今年は、編曲者そして指揮者の久留先生の助手の志賀さんとまたまた心通じあえた。。
だって!!だってですよ。オーケストラにアレンジした楽譜を、コンピュータに打込む。それを私の所にメールに添付して送ってくれる、すると私のコンピューターですぐオーケストラの音がきけるんです。もちろん、本当のオーケストラとは音が違うとしても。
コンピューターが自然に音色をわけるのですよ。それを、CDとか、MDにおとして、それでお稽古ができるんですよ。
 メールで送られた、楽譜から音が流れたときは、はっきりいって、手が震えました。
文明のこういった、進化はなんてすばらしいのでしょう!!

 2月といえば、猛威をふるうインフルエンザ。今年は蔓延まではいきませんでした。
私も予防注射をしましたが、ビリオネアの子供達も、注射をしてくれた子もおおかったようです。

 打ち上げで、いいました。今年は特に「命を賭けました」って。そうなんです、何度も書いてしまいましたが。私自身、脳がメリメリいう程、進化したんです。。
 そうかああ、精神年令も、脳の進化も、まだまだなようなのです。勉強をしていないにも等しいことにきがつきました。。
 だから、本番を観てほしかったんです。生のステージを。。
 だから、日帰りまでしてみて下さる方までいらしたことに、本当に歓びを感じました。
エッチャンなんて、私の作品を何本も観て下さって、もうビリオネアの常連。シゲリーさんと一緒に、玉造温泉ツアーして駆け付けてくださいました。
 当日朝一便、出雲大社とひのみさき、そして本番。の、初めてのビューティートリオ。
モモママ

そして、昨年に引き続き、本番を見るだけに駆け付けてくださった、ロ−ゼンダ−メ先生。そして、モモママは、お稽古も沢山みてくれました。。
 米子からは、わたなべさん。そしてひさしぶりのキンタロさん、そして花いかだの新治さん。。みなさんありがとうございました、
 もうすぐ、テレビ局のビデオが出来ます。1500円くらいですので、是非観て下さい!!また出来たらおしらせしますね。

 今年は、本番の間、音響の卓にいて、真下さんと一緒に音響をフォローしいてました。とても難しい本番なのです。皆様の耳に心地よく聞いていただくためには、その人の声の特質をいかしたミキシングが必要です。今回私ははじめてそのシビアな現場に遭遇しました。ほんの一瞬の気のゆるみも、ゆるされません。沢山のキャストが入り乱れて、ソロのリレーになったりしたら、もう大変です。特にオーケストラは大人数、その音にかき消されてしまっては意味がありません。
 作曲の時の集中力ぐらい必要でした、熱が出そう。。そして大変な場面を乗り越えたとき、本当に嬉しいものです。いいなあ!って想いました。歌うこと、その裏でこの大変さ。一日めは、余りの大変さに終わっても興奮していました。
 感激というより、明日までのりこえるぞおお!ってすごくおもっていました。
 でも、本当はすごく感激していたのですが、2日めがしっかり幕をおろすまで、集中です。
 2日めも、朝走って、朝食を母といただいて、ホールに到着!!12時まで直せるところをなおしていきます。なかなかキビキビモモでしたよ。

 さあ!本番です。音響卓に座ると手が冷たくなります。
 でも、フツフツと、勇気がわいてきます。だって、観てほしい人沢山きてくれているんだもの。ビリオネアでこうして仕事をさせていただいて、始めて到達した何かが、形になる瞬間です。
 一幕、今回初めて試みた、美しいバレエ的なオープニング。小学生、中学生、高校生の女の子のなかから、らばれた10数人。まだまだだけれど、今の段階としては美しく見え始まっています。
 今年は、この音楽劇の「掴み」に命を賭けました。ちょっぴり、オーダーが厳しいモモに変身しました、そうそう、私もキャストと一緒に進化するんだあ。
 大好きな、M2「時のかけら」も無事におわり、カイとイプシローヌの海のうえでの出逢い。想いを沢山込めて創ったシーンです。
 ユ−リア島につきます、イプシローヌに文字の存在を聞いたカイは、言葉の通じない少年 ルイに自分の名前を手のひらにかいて伝えます。そして、そのユ−リア島には、秘密が。。詳しくはビデオをみてください!!

 今回は中央階段のアップが演出の見せ場です。その裏にはスタッフの綱元がいるんです、どのスピ−ドタイミングで持ち上げるかで、芝居が生きるか死ぬかなのですよね。ほんと、もくもくとタケチャンとヨシカズさんアリガト!!
 子供達も文字になって無事に踊り歌い、クラシカルコ−ラスさん達も、直前の変更も見事にこなし、一幕をおえたとき、私は、「完璧だ!!」といいながら、楽屋に走っていました。「完璧だああ!!2幕も頑張れ!!」と皆さんにつたえると、その笑顔の美しかったこと!!
 さあ、2幕。これから問題。マイクのアレンジが滅茶難しいところがあるんです。
2幕の冒頭はユーリアフェスタ。。これが第2の「見せ場!!」「掴み」です。
 東京芸大を平成12年に卒業したという、パーカッションの坊やの、ジャンベのタイコソロからはじまります。これがめちゃくちゃかっこいい!!おかげで、ジャンベ奏者にみんな「ほの字」になってしまったようです。写真をとったり、小学生の中には、又逢いたい!と泣き出す子も、、やれやれ!!いいことです。
 照明のよしながさんも、めちゃかっこいいのを創ってくださいました。ほんと、好みのステージ。。ありがと!!

 カイはイプシローヌを救うために、船出します。みんなに見送られながら

 「僕は決して迷いません。。一度決めたら!!」って。エンシェントラブのテーマで幕を閉じ、カーテンコールに「決して振り返らない」の高らかな歌声を耳にしたとき、ああ!おわった!!!と。  隣の真下さんに声をかられたとき、返事もできなくなっていました。

     そう、感動の銀の涙が、降ったのです。私の心に!!

 緞帳裏のセレモニーに今年もまた一言しかいうことが出来ませんでした。
    「ありがとうございました。。。。。」

 でも、代わりに出来過ぎた カイこと松本君がしめていました。

 「音響のスタッフのみなさん、舞台のスタッフのみなさん、衣装のみなさん、
 そして始動して下さった先生方。、事務局のみなさん、メイクのスタッフのかた方、
 保護者のみなさん、オーケストラのみなさん、本当にお世話になりました。。。
 僕は、何をいっているのか分かりませんが(しっかりごあいさつできてるじゃない か!!!)ほんとうにこんな機会を与えていただけて幸せです!!」ダッテ!!!
 その上に、打ち上げの席では 「みなさんのうれしそうな、顔をみてるとよかったなと想います」というではありませんか!!なんて高校一年生なのでしょう!

 だから、アンケートに「私の別れただんなににている」なんて事をかかれるのかな??
 カイのファンはたくさんできました。中には「カイサンのファンになりました」なんてお声も。。
 これからが勝負です、こつこつがんばろうね。。ってメールを送っておきました。そして毎日ほうれんそうを食べてね!とも書いておきました。

 舞台裏では、私に「なんで泣いてるんだ??」声をかけてきた6歳の子も、打ち上げの席では、嬉しくて泣いてたんだってね、お母さんがそういっていた!って
 こういう、発言がわたしにたくさん歓びをくれます。素敵な大人になるんだよおおお!!

 さあ!来年の構想、、はじまりました!まずはハワイに行って!!そして来月はニューヨークにいってきます。


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