前にも書きましたが、シャンソンを日本人が歌うって一体なんだろう。。って心のどこかでずっとおもっていました。
山川浩一先生のように、頭の先からつま先までジャズが好き。
ジャズに触れていれば御飯なんかどうでもいい。。みたいなジャズプレイヤーはいます。
その嬉しそうなお顔をみていたらこちらまで幸せ。
バンド経由でクラシックにいって言葉を歌うことに注目し始めて今日まで。
私は、こうなりたいとイメージできればそれを実現するように何をしなければいけないかを毎日努力していく方法をとっています。
たとえば。お金持ちになってこういうお家をつくって、大理石のおふろにはいって!ってもし私がそういう生活をしていることをイメージできたとしたら・・・きっとできるのだとおもいます。
この10年、私が脚本を書いて曲をつくり演出する。
そんなことイメージできるわけが在りませんでした。
でも、子供達に舞台について教えるときそうしてみんなで造り上げていくことを一緒に学ぶことが教育だとおもいました。
私自身、沢山の舞台を製作するという目でみました、外国にも沢山いきました。
気がついたら10作つくる事ができました、演出するって人の気持がよんで組み立てていくものですからそんな事もわかりました。
今年で芦野先生のシャンソン館も10年を迎えられたそうです。
10年まえの7月パリ祭の時からだそうです。
今年の7月。なんと私をよんで下さいました。
芦野先生はいつもなにも説明をなさいません。テレビの時も突然お電話をくださって
「あなたにとって新しい曲かもしれないけれど、ルノーの特集だから歌ってね」っておっしゃいました、そしてルノーという歌手は「幸せを歌う歌手」と教えてくださいました。。
「しあわせ。。。。。」シャンソンって、失恋したとか、人生に絶望したとかそういう悲劇を歌うのではないの???たしかみなさんそんなふうにいっていらしたような????
どうして私なんかに声をかけてくださったのか「?」のまま、テレビのインタビューを録画していただきました。
はっきりいってそのとき初めて先生とお話ししました。
要するに録画の本番にです。
インタビューは、三分くらいですが多分10分以上カメラがまわっていました。
私もついつい普通の雑談のように楽しく先生とお話しさせていただきました。
先生楽しい。。そして優しい。。
私が桐朋学園で四月から教えさせていただくんですよというと、「それはすごくいいことですね。発声を訓練するのはすばらしくいいこと」
「あなたも僕も同じ学校の先輩と後輩だから価値観がにているし」など
私は、そんな先生に口をあけて ぽか〜んとしているような感じでした。
そして放映近くなったあるとき、またお電話くださって、もうすぐ放映だよ。。って
そして、この本番を切っ掛けにお話させていただくようになった、芦野先生のお仕事を為さっている亀田さん。
シャンソン館のレギュラーで歌っていらっしゃるとお聞きして気楽にアトリエモモでも歌って下さい。。なんてお願いしてしまったことにも、先生優しく許可してくださいました。
そんなある日、「シャンソンのコンサートしないさいね。10曲は歌うんだよ」って
それが、このパリ祭だったんです。。。
国際フォーラムで着たドレス着よう、、それには、ヘアーメイクお願いしよう。。
1000人以上のホールでも大丈夫の準備をしよう。。私の シャンソン歌手モンデンモモの出発だから。
朝7:00の上野発。。。9:00には到着しました、でもヘアーメイクさん達はもう到着しててくれました、中川さんってとにかくわたしにとって、またまたすごい出逢い。。。
いつも「モンデンサ〜〜ン、それじゃだめよおおおお」って低い声でいいつつわたしを導いてくれています。
そして、東京からも沢山いらして下さいました、ありがとうございます。
本当に幸せ、学生達もおしゃれしてきてくれました。
シャンソン館との想い出の「昔の歌」から始めて
「古代への旅」
芦野先生の歌もすごーーーーいいい、どんどんどんどん歌われます。ブンブン〜〜〜〜
アルゼンチンタンゴを歌われて今年はレコーディングしたいって。。すごく素敵。。
雨傘をデュエットさせていただいて。。ほんとおちゃめな先生。。
先生が楽屋でおっしゃいました。
このときは、先生の芸にたいする厳しさをかんじました。。
「僕達もあなたを応援しているけれど メジャーになるにはきっかけだね」
モモ「???!!!!。。。。。ガンバリマス」
そうかあああ。なんか。すごい日でした。
中川さんはいいました「先生もああおっしぁっているじゃなああああいいいいい。。。ね。そろそろ本気になあらなくちゃああああ〜〜〜〜」
がんばるっていうことは モモの中にイメ−ジができないといけないんです。
でも「デキテキマシタ!!」気がつくと。
いろいろな方々のつながりの中に 浮き出してきたんです。
クラシック音楽からうまれてきた シャンソンというジャンル。
クラシカルなセンスからの おもしろさ、軽快さ 楽しさ 「残酷さ」
そうか!!モネの番組をみてその時代のシャンソンの話に 耳が反応した
2004年。クルトワイルとの接点。そうか!
今年芦野先生はフランスから 文化勲章をうけられました。
フランス大使館で授与されるのではなくシャンソン館で授与しいてほしいという先生の申し出がとおり、
去る五月晴れの日に授与式をなさったそうです
そのことに関してNHKのインタビューが7/14に放映されたのでみました
素晴らしいインタビ−ューでした。
シャンソンで何を表現為さりたいですか?というアナウンサ−の問いに10秒以上の間があり
「人に幸せをわけたい。よくコンサートの最後に幸せを売る男を歌うのですけれどね」
「シャンソンはおもしろい。。これからまだまだです」
「歌うのは 楽しいですよ」
「シャンソンは明るくて楽しいものです」
そんな先生の遠くを見る目に私はおもいました。
「よかったなああ」って
「そしてNHKのパリ祭」
このときの事はまた次の号にしますね。カットされるかもしれませんがBSの放映は8/28だそうです。
打ち上げで フランスの文化関係の批評家が始めて私に声をかけてくださいました
「モンデンってなに??」本名ですよというとフランス語にあるからねって
そして「今年どうしたの??いつもと全然ちがうじゃん」
「実は本気でシャンソンすきになったきたもんですから」というと
「あああそう!!」とのことでした。。。
くわしくはまた。。。。。。。
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