広島へ出張行きました
1997/07/05

 6月の最後の日。10:00出発。加茂町と名前の入った車で、広島に行きました。広島交響楽団と編曲をして下さる久留先生との打ち合わせです。10月18日の本番まで2ヵ月半。そろそろ、準備も本格的です。

 去年、10月14日。私が毎月通っている加茂町で、何と!!銅鐸が出土。歴史にうとい私でさえも、その2000年前の美しい銅鐸をみた瞬間頭の中の大変革。わたしにとっては「銅鐸爆弾!!」と思えて仕方がありませんでした。

 11月、銅鐸の歌が完成。「古代への旅」です。そうしているうちに、今回のイベントの話しがまとまりました。
 広響40人。プロのオーケストラが私の作品を演奏してくれる事になりました。島根県との始めのおつきあいが「スポーツレクリエーション祭」です。10000人の人が私の曲で演じてくれました。でも、そのときもオーケストラで録音しましたが、生の演奏ではありません。
 銅鐸が加茂町から出土したことも摩訶不思議でありますが、こうしてまた「古代」というキーワードが動くのは、神様の仕業????

 今回の作品では、特に「紋様」にひかれました。とんぼ、しか、いのしし、亀。向きから言って左利き???なあんていう説も出ました。この絵はいったい何を語っているのだろう?そんなことを考え出しました。海沿いの道を走っていたときです。

そうだあ!とんぼに神様が乗っていたんだあ!!

ここから、このファンタジー 交響詩「古代」が動きだしました。

 それからさあ!大変。国会図書館へ、そして八重洲ブックセンターへ。山のように本を読み出しました。じゃあ、銅鐸はなんだったのだろう?あんなに美しく、第一、その本体がとてもうすいのです。こんなに華奢なのに2000年も眠っているんだもの。壊れないで。私はコンピュターが大好きですから、なにか銅鐸はそういうものに違いない。そんなふうにも考え出しました。それ自体が、ものを考える存在。そう思って、古事記をよみだすと、手編みのセーターをほぐすように、何かが広がるようです。

 もうすぐ全14曲完成。交響詩の中には、現代の子供たちの討論会の寸劇を入れました。ファンタジーの部分は古代の子供、そして現代の目からみた通説をこの子供討論会で表現します。その台本もほとんど完成しました。

 10年以上前に始めて出雲大社をおとずれた時、神様が10月に会議するお宮がとても小さいのには驚きました。そう、今回の古代の神様集団「スクナピコ」は子供たちなのです。このスクナピコは、しょっちゅう、私のところに飛んできて、何かを教えてくれるようです。肩に乗ってそっと見ていて。いつもそんな気がしています。

 皆様は、流れ星を見たことがありますか?私はこの間始めて見ました。台風一過の星空です。ほたる???と思いましたがそんなに高いところに蛍なんて変です。舞台の照明で流れ星はもちろん見ますが、本当にピューーと流れます。「そうだあ、お願いしなくちゃ」なんでも、聞くところによると、消えるまでに3回言わなくてはいけないそうです。もう、消えてしまった!!

 でも、心を込めてお願いしました。

     「10月のイベントがうまくいきますように!!!」

 神在月の10月。18日には、加茂町へいらっしゃいませんか?


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