富山からのお便り、そして歌舞伎
1997/09/17

風の祭り 富山の風の盆でお目にかかった、写真家の方々が、写真を送って下さいました。
 さすがあ!!! 何と、3日間のお祭り、毎日通われたようです。
 私のデジカメでは、おはらぶしの素敵な踊りのピンボケしかなかったので、さっそくお届 けします。前回のニュースの風の盆のお酒を飲んでいる写真もあります。

風の祭り 送っていただいたのは、中沖さん。本当にありがとうございました。あの、暑い残暑と、歴史にうらずけられた、踊り、思い出します。

 あのとき、歌舞伎の人達も、見に来る。というお話しもうかがいました。

 夕鶴。。。。。木下順二さんの作品、戯曲。私にとっては、とても意味の深い作品です。大学の卒業演奏に私はつうの歌を選びました。

  風の祭り         さよなら、体を大事にしてね
   いつまでもいつまでも 元気でいてね

    //////

      私はもう、人の姿をしている事が出来ないの

        あのもとの空へ さよなら さよなら さよなら。。。

風の祭り 言葉が大好きだった、私です。日本ををどうしても歌いたかった私でした。そして、いろいろな人生のポイントに私はこの夕鶴を歌い続けました。

 天正少年使節のオペラのオーディションの時もそうでした。

 いろいろ、忙しくしているうちに、この玉三郎さんが演じる 夕鶴のチケットを買うのを忘れていました。「完売」そうです。この日は最後の日ですし。

  玉三郎 でもお、見たい!当日券です。間に合いました!!!ラッキー!!!
 秋雨前線と台風の影響で雨がしとしと、、むしろざあざあ。そうだ、こういう日はお芝居日和、何だか変な理屈をつけて、。

   玉三郎さんは、本当に鶴のようにはかなく。降りしきる雪のなかで消え入りそうでした。
 この夕鶴は、オペラの作曲をなされるとき、一つも台詞を変更してはいけない、という条件を木下先生が出されたようです。だから、玉三郎さんのこの台詞のとき、私の脳裏に音楽が鳴り響きました。

   いくら与ひょうが泣き叫ぼうと、つうは空に帰っていく。心が痛くなる。。。。。

   幕が降りたとき、人々の拍手は静かな波から始まり、どんどん大きくなり、玉三郎さんへのカーテンコールはやもうとはしませんでした。

鳴神 伝統。。。。何だかそんな事を考えているうちに「歌舞伎座に行こう!!!!」すごい梯子大会になりました。こちらも当日券です。演目は「鳴神」そして「法界坊」

 鳴神は、雨の神様が、怒って雨を降らせないようにしたのを、美しい女性が誘惑してその〆縄をほどいてしまうお話しです。とても、ドキドキするほど、刺激的!!400年前だったら大変なないようです。

      もう一作 法界坊。これも、お坊さんのお話し。たくさんの役者さんたち。もうもう、おもしろいのなんのって。。。「****や!!」ってとっても言えないけれど「きちえもんさーーーん」ってヒンシュクをかってもいいたいなあ!!って思ってしまうう。

 こいきな、大人のウイットです。もうだーーい、満足。鳥取の倉吉のお弟子さんの旦那さまに偶然お目にかかったり、これまた、びっくり!!!

 大学一年のとき教授に 歌舞伎はすごーーいんだぞおお。ってクラスで出かけたことありました。その本当に意味がわかった日でした。

 悲劇と喜劇。新しいことと古いこと。。。いろいろ、しりたいなあって、、、

日本ってすごーーーい!!


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